ミュウ誕生秘話に学ぶトラブルをチャンスにする思考
2024年7月はポケモンスリープ1周年。私もコツコツと睡眠計測をしています。小学校4年生に初代ポケモンが発売。どっぷりハマったリアルタイム世代だ。
151匹の鳴き声は全てわかる。鳴き声が最も短いのはポッポ、長いのはルージュラ。殿堂入りは3000回を超えデータテーブルが壊れたほどです。
赤と緑を両方入手し、1人でも図鑑を埋めれるようにした。どちらかにしか出ないポケモンがいるからだ。
だが、それほど熱狂しても出会わない幻のポケモンがいた。それがミュウでした。
目次
🤩突然あらわれた噂のミュウ
🥚プログラマーのイースターエッグ
🎉ピンチが神プロモーションに
🤔チャンスは身近な所にある
📕参考元
☕️レイワープの近況
🗓️2024年7月時点でのリソース状況
🤩突然あらわれた噂のミュウ
空手教室で知り合った別学区の小学生から、大砲が三つになるカメックス、カイリューはシンリューに進化する噂を耳にした。
セレクトボタンを使用した有名なバグ技。この派生で登場するポケモンがケツバン。何故か鳴き声がサイドンなので正式なデータではないと小学生でも理解できた。
インターネットがない時代だから楽しめた現象である。
その中で信憑性が最も高かったのがミュウだ。隣の小学校の〇〇くんがもってる！オレも見た！と目撃情報があったのだ。
🥚プログラマーのイースターエッグ
ミュウは決して表に出ないはずの存在だった。製品版の際にデバッグプログラムを消した空き容量。そこに遊び心で入れた151匹目がミュウだった。
当時のプログラマー森本茂樹さんがデザインと図鑑文章を考えたという。
デザインを頼んでいた杉森建のイラストが上がらなかったので、森本自身が期日ギリギリで仕上げた。
ミュウの遺伝子から人工的に作られたミュウツーをモデルに削ぎ落としたシンプルなデザイン。最後に空いた少ないデータ容量に詰め込むため色数を少なくした。空いていた容量は300バイトである。
🎉ピンチが神プロモーションに
ミュウは開発元のゲームフリーク社員のみが知る存在だった。出資をしていたパブリッシャーの任天堂には知らされていなかった。
存在しないはずのポケモンが出現したのだから大問題である。
協議の結果1996年5月号のコロコロコミックにて、タイアップとして限定20名に配布。7万8千もの応募があり社会現象になった。
倍率にすると3900倍…凄すぎて意味わからん。
第二弾の1996年8月号では限定100名に対し、8万の応募があった。
以降、コロコロコミックはポケモン人気で勢いがつき、ライバルのコミックボンボンを引き離し、児童コミックの地位を確立した。
🤔チャンスは身近な所にある
ミュウの事例は人気と運の要素が大きいが、大事なのはミスやピンチをチャンスに出来ないかと考えること。
例えばコンビニの誤発注で在庫過多になるが、SNSに投稿すると話題になり、速攻で売り切れる。
ミスをミスのまま終わらせない。そんな思考がビジネスでは大切なのかもしれませんね。
📕参考元
ここまでのお話は以下を参考にしています。
ポケモン・ストーリー
2000年に日経BPから発行された書籍。ポケモン誕生秘話。カードゲーム立ち上げから世界プロモーションの葛藤。クリエイターには面白い1冊です。ただ、現在は絶版でAmazonではプレミア価格。今でも大事に実家に保管してあります。
Youtube
ゲームフリークの公式チャンネル。これが登場するまでミュウの誕生はポケモン・ストーリーが正式な文献でした。それを考えると良い時代ですね。
☕️レイワープの近況
DIST.45 「ゲームから学ぶUX」にて登壇します。懇親会も参加予定なので、よかったらお越しください。ゲームに学ぶ没入感をつくるインタラクションの工夫をテーマにWEB制作でも活かせる事例をご紹介します。
🗓️2024年7月時点でのリソース状況
2024年8月 ❌ 埋まっています2024年9月 😃 少し空いてます2024年10月 🆗 空いてますThank you
おわりに一つトリビアを。
アニメ版ポケモンの主人公サトシ。名前の由来はゲームフリーク創業者の田尻智です。サトシは1997年から27年間ぼくらの主人公でした。世界チャンピオンになった彼は2024年の新シリーズで世代交代を行い主人公から卒業しました。
声優を務めた松本梨香は現在放送中の車をテーマにした爆上戦隊ブンブンジャーの変身音ボイスを担当しています。
「ブンブーン」とあの声で轟く！もう爆上げです。
過去のニュースレターでも触れているので、良かったらご覧ください。
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