2024年3月3日に放送が始まった爆上戦隊ブンブンジャー。ネーミングの通りに車がテーマの作品だ。ギャグに振り切った展開が何も考えずに見れてスカッとする。それと裏腹に登場する車がカッコいいのだ。
アニメ放送で原作漫画がヒットするように車業界でもポップカルチャーを利用したマーケティング効果は絶大だ。今回は市販された車に絞って関連作品を語っていきます。
目次
🚗光岡自動車
爆上戦隊ブンブンジャー
DEVILMAN crybaby
🦅ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム
トランザム7000
ナイトライダー
機動刑事ジバン
🕰️バック・トゥ・ザ・フューチャー × デロリアン
🔫ルパン三世 × フィアット500
🌃シティーハンター × ミニ
🚓逮捕しちゃうぞ
モトコンポ
Motocompacto
🤖日産自動車 × 輪廻のラグランジェ
☕️事例紹介
🗓️2024年4月時点でのリソース状況
Thank you
🚗光岡自動車
独創的なデザイン性で一部のユーザーに刺さる車を手掛ける。映像作品でのコラボレーションも積極的で強烈な世界観を作り出している。
爆上戦隊ブンブンジャー
2024年3月から放送のブンブンジャーでは光岡が車両協力。主人公の赤い車は「ロックスター」作中でもほぼ原型のままだ。
DEVILMAN crybaby
2018年に配信されたNetflixのオリジナルアニメ「DEVILMAN crybaby」。作中では飛鳥了が白い「オロチ」に乗っている。
後に、同作のアートディレクションを手掛ける阿閉高尚氏と「オロチ」のデザイナー青木孝憲氏が共同でデザインをしたプレミアモデルが限定1台で市販された。価格は1968万円、光岡自動車創業50周年とデビルマン原作者である永井豪氏の画業50周年を記念した価格と思われる。
🦅ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム
米GM社から市販された車、映画や特撮などで多くのドリームカーのベースになった。ポンティアックがブランド名、ファイヤーバードがモデル名、トランザムはグレード名となる。使用された主な作品を紹介していく。(以降はトランザムと呼称する。)
トランザム7000 (原題:Smokey and the Bandit)
1977年のアメリカ映画。通称イーグルマスクと呼ばれている主人公の愛車。邦題でトランザムとされたことから知名度が一気に上がった。使用された車両は1977年型。トレードマークのイーグルはボンネットの排気口を目立たなくするためのオプションだったがユーザーの希望が殺到し象徴になった。
ナイトライダー
特撮の元祖ドリームカーといえば1982年に放送されたナイトライダーに登場するナイト2000だ。人工知能「K.I.T.T.(キット)」を搭載しており会話や、自走も可能。近年の市販車では音声認識が搭載され、テスラの自動運転もある。もう少しで時代が追いつきそうだ。
ベースは1982年製のトランザム。
機動刑事ジバン
1989年、平成で初めてのメタルヒーローシリーズに登場する車、KK-01 レゾン。こちらはポリスカーの分かりやすい見た目だ。
以降のシリーズ、特警ウインスペクター、特救指令ソルブレイン、特捜エクシードラフト、特捜ロボ ジャンパーソンとメタルヒーローたちの車は市販された車がベースになっている。カーデザインの黄金時代だった。
ベースのトランザムはマイナーチェンジを受けた1985年以降のモデル。
🕰️バック・トゥ・ザ・フューチャー × デロリアン・DMC-12
1985年公開の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンの車。最も有名なドリームカーと言っても過言ではない。ベースになったのはデロリアン・モーター・カンパニー(DMC)が出したスポーツカーのDMC-12。
映画のヒットにより注目を浴びたDMC-12だが制作時にメーカーは倒産し、製造されていなかった。1981〜1982年にしか作られなかった貴重な車だったのだ。
世界的にファンが多い車で有名。2022年に日本の公道を走れるレプリカを作った神戸の男性がニュースになった。
🔫ルパン三世 × フィアット500
1979年公開の映画「ルパン三世 カリオストロの城」でルパンが乗っていた車。ものすごくキャッチーで可愛い。
トミカとコラボしたドリームトミカシリーズでも発売がされた。
🌃シティーハンター × ミニ
1985年〜1990年に週刊少年ジャンプにて連載。シリーズを含めるとアニメは1987年〜1991年まで放送された。主人公の冴羽獠の愛車がミニである。BMW傘下になるまで40年も生産されたロングセラーデザインの車だ。
ミニは2023年で最も売れた輸入車として1位をキープしている。シティーハンターに憧れて購入したオーナーも多いのではないだろうか?
🚓逮捕しちゃうぞ
1986年〜1992年にモーニング(モーニング・パーティ増刊号)で連載されていた漫画。1994年にOVA化、1996年にTBSでアニメ放送された。作中には数多くの車、バイク、メカ描写があり、「女性警官×メカ」の萌えポイントに多くのファンが魅了。
特にコンパクトバイクのモトコンポは本作の影響で中古市場が高騰した。
モトコンポ
モトコンポはホンダのコンパクトカー「シティ」に積める折りたたみ式の原付スクーターとして1981年に市販された。(原作のミニパトはシティではなくトゥデイになる。)
Motocompacto
漫画の影響で生産終了後もファンが多いモトコンポ。2023年の11月に同コンセプトを引き継いた小型電動バイク「Motocompacto」が本田の米国法人にて発売される嬉しいニュースがあった。もちろん折りたためる。ぜひ、日本でも発売していただきたい。
🤖日産自動車 × 輪廻のラグランジェ
2012年に放送されたProduction I.Gが原作の輪廻のラグランジェ。新しい視点でロボットデザインに挑戦した作品だ。日産自動車グローバルデザイン本部とのコラボレーションで社内に所属するカーデザイナーのオープンコンペで担当を絞り込んだ。60を超えるデザイン案から選ばれたという。
コクピットのデザインも同じカーデザイナーによるもの。工業のインテリアデザインで設計されたビジュアルは斬新なインパクトがある。
当時、生産されていた日産ジュークとコラボしたアートカーも日産グローバルギャラリーで展示された。多くのメディアや個人ブログで話題になった。
☕️レイワープの近況
ピクシブさんと進めていたiPadイラストツールPastela (パステラ)が4/17にリリースされました。弊社ではデザイン顧問としてプロジェクト立ち上げ、ブランディング、UI監修を行いました。ぜひダウンロードお願いします!
👩💻事例紹介
過去に荷物運送シミュレーションゲーム GO GO CARGOにて車のグラフィックを多くディレクションしました。UIの仕事も良いけどたまのグラフィックワークも楽しいのである。
🗓️2024年4月時点でのリソース状況
2024年5月 😃 少し空いてます
2024年6月 🆗 空いてます
2024年7月 🆗 空いてます
Thank you
車とポップカルチャーの特集はとても楽しく、今回は作品選びに難航しました。またシド・ミードやジョルジェット・ジウジアーロのレジェンドカーデザイナーの存在も欠かせなかったが、説明しきれないので割愛した。
好評であれば別の機会に取り上げるのでコメントやいいねを頂けると励みになります。
次回の配信もお楽しみに! それでは!フォースと共にあらんことを🖐️
レイワープについて詳しく
デジタル領域に強いポップカルチャーのデザイン会社。App Store 1位のゲーム開発、グッドデザイン賞関連サービスなど、IPコンテンツをプロモーションする支援をしております。
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